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伝習生 (紬織物製織伝習課程)

紬織物技術支援センターでは、伝統的な紬織物である「本場結城紬」の技術を後世に伝えるため、後継者育成事業として、伝習生を受け入れています。
☆よくある質問にお答えします。
〇研修の期間と時間は?
毎年、4月から3月の1年間です。午前9時から午後4時まで(昼休み1時間)が研修時間です。休日は、土日及び祝日、夏季休業、年末年始等です。
〇応募資格は?
研修修了後、県内で紬織物の製織に従事しようとする方が対象です。
〇研修の費用は?
無料です。ただし、原材料費及び染色代を自分で負担した場合、製作した反物は、伝習生に帰属します。
〇車で通所することは可能ですか。
駐車スペースは十分に用意してあります。駐車料金はかかりません。最寄りの駅から距離がありますので、自家用車での通所をお勧めします。
☆修了生の声
〇平成27(2015)年度修了生
研修中は、やりたい事に挑戦できること、新しい事を学ぶ喜び、物を作るという感動、楽しく過ごせる環境、できる事が増えていく自分に、毎日ワクワクしていました。
先生の真似をしてもうまくできなかったり、気配りが足りず、丁寧さに欠けたりした時には、どうすればいいのかをわかり易く説明していただきました。後から理解できたこともたくさんあります。
現在も研修中と同様に、丁寧に自分にできる努力を精一杯することを心掛けて、機織りに取り組んでいます。
〇平成28(2016)年度修了生
紬織物技術支援センターでは、結城紬製織における基本的な技術はもちろんのこと、伝統工芸に携わる心構えを教えていただきました。
小山・結城地方で長い間、守れら伝えられてきた結城紬は、着物としての奥深い味わいとともに、日本でも唯一無二の織物としての美的価値の高いものだと工程作業をとおして知ることができました。
手仕事の奥深さとおもしろさは、続けることで増してきているように思います。単純な動きの中にも精度が求められるので、今でも学びの多い毎日です。
〇平成29(2017)年度修了生
センターでの研修は、技術的な指導はもちろんのこと、様々な状況に応じた具体的なアドバイスをいただくことができます。指導員の皆さんの実体験に基づくアドバイスということもあり、現場でもスムーズに仕事をすることができています。

伝習生を希望される方は、事前に所内の見学をお勧めします。詳しくはこちらを御覧ください。