残留応力は、機械加工・表面改質・溶接・熱処理などの製造過程あるいは使用中の力や熱によって材料内部に発生します。降伏点を超えるような残留応力が発生すると、割れや変形等の不具合を発生する場合があります。一方、部品の寿命や耐久性は残留応力と関わりが強く、航空機の部品や自動車の歯車等は製造時にショットピーニング等によって積極的に活用されています。このように、残留応力の計測は製品の品質向上や不具合の原因究明の点から製造現場では欠かせない評価項目となっています。
本講習会では、X線を用いた非破壊での残留応力測定の基礎から測定事例を交えてご紹介します。
株式会社リガク X線機器事業部 応用技術センター 根津 暁充 氏
(1) 残留応力とは(残留応力の功罪)
(2) X線応力測定法
(3) X線応力測定装置
(4) 測定事例紹介
平成28年6月9日(木)13:30~16:30
栃木県産業技術センター 大会議室(宇都宮市ゆいの杜1-5-20)
30名(先着順)
無料
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栃木県産業技術センター 材料技術部 担当 石川、飯塚
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