本県産業の競争力強化と地域経済の活性化を図るため、重点振興産業5分野(自動車産業、航空宇宙産業、医療機器産業、環境産業、光産業)及び食品関連産業分野を中心に、企業ニーズ、社会ニーズに即した研究に取り組んだ。
産学官それぞれの得意分野を活かして協力、分担し、産学官、学官、産官により共同で実施する研究で、平成24度は、以下の18テーマに取り組みました。(企業ニーズに的確に対応するため、企業等から研究の申し込みを受け、内容評価の上、実施しています。)
研究テーマ名 | 担当部署 |
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硬質焼結体を用いたCFRP加工用ドリルの開発(注1) | 機械電子技術部 |
切削条件の最適化による航空機部品の残留応力抑制技術の開発(注1) | 材料技術部 機械電子技術部 |
高気孔率・低熱膨張性セラミックスフィルターの開発(注1) | 材料技術部 |
大麦の機能性成分などを活かした食品等の開発(注2) | 食品技術部 |
水溶性ミスト研削油剤ミスト噴霧条件の最適化による研削性能の向上 | 機械電子技術部 |
農産物の損傷判定技術の確立 | 機械電子技術部 |
小型人工衛星"TeikyoSat-3"の開発 | 機械電子技術部 |
CFRPへの密着性に優れためっき膜の形成による高機能化 | 材料技術部 |
ナノサイズ酸化セリウム分散ゼオライトを用いた板状紫外線遮蔽材の開発 | 材料技術部 |
ガラス製マイクロレンズアレイ用ダイヤモンド金型の開発 | 材料技術部 |
単結晶ダイヤモンド微粒子焼結材の開発 | 材料技術部 |
環境に優しい薄肉化耐熱鋳鋼鋳造装置の開発(注3) | 材料技術部 機械電子技術部 |
生姜漬物の抗酸化性等機能性評価 | 食品技術部 |
生酛用優良酵母の開発 | 食品技術部 |
トーションレースを用いた建築用部材の開発 | 繊維技術支援センター |
解し織における経糸捺染の高度化 | 繊維技術支援センター |
組物による高熱伝導性プリフォームの作製 | 県南技術支援センター 繊維技術支援センター |
結城紬の機能性評価と用途開発 | 紬織物技術支援センター |
(注1)重点振興産業分野共同研究【県推進事業】
(注2)フードバレーとちぎ重点共同研究【県推進事業】
(注3)戦略的基盤技術高度化支援事業【経済産業省事業】
研究成果を広く産業界に技術移転・普及するため、当センターが単独で重点的に行う研究で、平成24年度は、以下の3テーマに取り組みました。
研究テーマ名 | 担当部署 |
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人工股関節シュウ動面の高品位加工技術の確立 | 機械電子技術部 |
抗酸化能測定による発酵食品の機能性評価に関する研究 | 食品技術部 |
自己組織化単分子膜を用いたプラスチック保護膜の開発 | 県南技術支援センター |
自社だけでは解決が困難な新技術・新製品の開発課題や生産活動上の課題等について中小企業や産業振興センター等から研究委託を受けて実施する研究で、平成24年度は、以下の3テーマに取り組みました。
受託研究は、随時受け付けております。
研究テーマ名 | 担当部署 |
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優良清酒酵母の選抜、酒造適性評価 | 食品技術部 |
大豆麹や大豆麹を添加した味噌の抗酸化能評価に関する研究 | 食品技術部 |
納豆製造条件によるポリアミン含量変化に関する研究 | 食品技術部 |
県内産業界の生産現場における課題解決等を支援するため取り組む研究で、平成24年度は、以下の14テーマに取り組みました。
研究テーマ名 | 担当部署 |
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三次元断層画像処理ソフトウェアの発展 | 機械電子技術部 |
鋼のエンドミル加工における振動解析の適用 | 機械電子技術部 |
多点同時計測型脈波計の開発 | 機械電子技術部 |
XPS測定時の試料損傷に関する研究 | 材料技術部 |
天然資源を由来とする機能性保水材の開発 | 材料技術部 |
CO2レーザによる異種金属溶接における特性評価 | 材料技術部 |
漬物加工用原料に求められる規格・品質に応じた野菜生産技術の確立(注4) | 食品技術部 |
新規酒造好適米の開発に関する研究(注4) | 食品技術部 |
近赤外光による組織分解の高度化に関する研究 | 繊維技術支援センター |
カーボンオフセット型プラスチックにおける県産自然素材のフィラーへの用途開発 | 県南技術支援センター |
鉄筋のフレア溶接継手の引張試験に関する研究 | 県南技術支援センター |
結城紬の製織技術を用いた洋装素材の開発 | 紬織物技術支援センター |
陶磁器結晶釉の開発 | 窯業技術支援センター |
釉設計支援システムの開発 | 窯業技術支援センター |
(注4)横断的共同研究【県他部局の試験研究機関との共同研究】