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航空機産業の課題解決を広域連携で支援します

広域連携による支援の概要

 関東と東海地域の公的試験研究機関が広域連携し、航空機産業における課題解決や、航空機産業への参入を目指す企業の皆様を、部品や製品の評価技術等の面から支援しています。

課題解決を支援する主な機器

主な用途 機器名 装置外観 設置機関名
航空機用装備品の気圧・温度・湿度変化に対する信頼性を評価      減圧恒温恒湿槽
圧力範囲 101.3~0.1kPa
温度範囲 -70~180℃
湿度範囲 20~95%r.h.
あいち産業科学技術総合センター
産業技術センター
電話:0566‐24‐1841
その他の機器はこちらから
航空機用部品・装備品の非破壊検査      X線透視検査装置
試料サイズ:直径600mm×高さ890mm
最大視野:200mm×200mm
最大厚さ:アルミニウム(130mm)
プラスチック(220mm)
最小識別欠陥:100µm
栃木県産業技術センター
電話:028‐670‐3396
その他の機器はこちらから
航空機用部品、製品の残留応力測定      X線応力測定装置
試料サイズ:最大高さ約1100mm
測定可能な局所領域:1mm×1mm
マッピング測定に対応
測定方法:sin2Ψ法、並傾法/側傾法
新潟県工業技術総合研究所
下越技術支援センター
電話:025‐244‐9168
その他の機器はこちらから
航空機部品・装備品の熱設計や断熱材料の熱特性評価   サーマルデバイス評価装置
熱測定分解能:0.01℃
時間分解能:1µs
通電電圧:~100V
通電電流:~200A 
長野県技術総合センター
電話:026‐268‐0602
その他の機器はこちらから 
航空機用部品、製品の材料強度試験。熱処理・表面処理技術開発に利用       クリープ試験機
最大試験力
50kN(800℃以下)
20kN(900℃)
制御温度範囲
300℃~900℃ 
公益財団法人
南信州・飯田産業センター

工業技術センター
電話:0265‐52‐1630
その他の機器はこちらから
航空機用部品・装備品の急激な環境温度変化に対する安全性・信頼性を評価  耐温度ストレス性評価試験装置
冷熱衝撃試験
 髙温さらし温度範囲:60~300℃
 低温さらし温度範囲:-70℃~0℃
急速温度変化試験
 温度範囲:-70℃~180℃
 温度変化速度:(上昇)23℃/min
           (降下)18℃/min
静岡県工業技術研究所
浜松工業技術支援センター
電話:053‐428‐4152
その他の機器はこちらから
 その他の支援機器はこちらから
  電磁環境試験機            三重県工業研究所     電話:059-234-0407  ○その他の機器はこちらから
  高速高出力非破壊検査装置     岐阜県工業技術研究所  電話:0575-22-0147  ○その他の機器はこちらから
  光学特性評価装置          名古屋市工業研究所    電話:052-661-3161  ○その他の機器はこちらから

航空機産業支援に関する評価技術マップ

 航空機の装備品や構成部品に関する技術課題について、評価技術や支援機器を有する公設試験研究機関は次の「評価技術マップ」から確認できます。
 評価技術マップのダウンロード
評価技術マップの見方

各機関における課題解決事例

 評価技術マップのうち、具体的な解決事例は次の表からダウンロードできます。
装備品 機体 エンジン
油圧・駆動系 電装品類 制御システム
構造部材 駆動機構 電装品 通信
ケーブル類
コンピュータ
電力
供給系
構造部材・
接合部材等
回転部品、
固定部品、
補器類等
○組立
○CFRPの
 加工技術

○チタン等
 難削材加工
○軽量材料の
 開発

○チタン等
 難削材加工

○高精度
 部品加工
小型化設計
○電子回路の
 設計

○小型軽量化
○電磁ノイズ
 対策

○生産性向上
○電子回路の
 設計

○小型軽量化
○熱設計
○電磁ノイズ
 対策

○生産性向上
○電子回路の
 設計
小型軽量化
○熱設計
○電磁ノイズ
 対策

○生産性向上
○高精度制御
○耐圧性能
○耐温度
○漏れ
○寸法精度
○軽量材料の
 開発

○組立
○CFRPの
 加工技術
○難削材の
 加工

○低摩耗
 構造の開発

○組立
○難削加工
熱伝導率測定
着氷試験
形状測定
表面処理の評価
発熱測定
熱伝導率測定
冷熱ストレス試験 信頼性評価試験
  アルミ溶接部の非破壊検査 残留応力測定
残留応力測定